2015年11月07日

電気を市民の手で選ぼう!京都キャンペーン推進プロジェクト

【電力自由化に向けて】
2016年4月より、法律の改正により電力小売自由化が始まります。これによって、私たちの家や小さな事業所でも電力会社を自由に選べるようになります。これまでも電力システム改革の中で、2000年から大規模なビルや工場は自由に新電力会社(PPS)を選ぶことができましたが、2011年の東日本大震災と原発事故がきっかけで、より安定的な電気供給と競争による電気料金値下げやサービスの向上を図るために規制改革の動きが加速したのです。 

電力自由化によって私たちの生活の何が変わるのでしょうか?まず、電力会社間の競争によって電気代が安くなることや料金メニュー・サービスが増えることが期待されています。他方で環境の視点からみると、太陽光・風力・小水力発電といった再生可能エネルギー(再エネ)を扱う新電力会社と契約することで、再エネの電気を選べるようになることが期待されるのです。

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【パワーシフト・キャンペーン〜デンキを選べば社会が変わる!〜】
そういった期待の中から、再エネによる持続可能な社会づくりをめざす全国のNPOや市民団体によるパワーシフト・キャンペーンが始まっています。
パワーシフト・キャンペーンが重視する点は、以下の5点です。
1. 電源構成や環境負荷、などの情報を一般消費者開示していること 
2. 再生可能エネルギーの発電設備(FITをふくむ)からの調達を中心とすること
3.原子力発電所や石炭火力発電所からの調達はしないこと(常時バックアップ分は除く)
4. 地域や市民による再生可能エネルギー発電設備を重視している
5. 大手電力会社と資本関係がないこと。

上記のような「市民・地域が主体で生み出された再エネ電力を選びたい」という市民・消費者の声を、たくさん集めて世論として大きく広げ、政府の制度設計を検討する審議会に届けるとともに、電力小口小売り事業者にも一般の市民・消費者の自然エネルギーの電力の大きな需要が存在していることを示すことがキャンペーンの目的です(HPより)。
この趣旨に賛同する市民・消費者の方は、パワーシフト宣言をすることにより、今後の電力自由化にむけた再エネ事業者の動向やセミナー・シンポジウムなどの情報を得ることができるとともに、再エネ電力を買いたいという声を届けることでそういった事業者への応援ができます。

パワーシフト宣言はこちらから
http://power-shift.org/

【電気を市民の手で選ぼう!京都キャンペーン推進プロジェクトチームを発足しました】
地域・市民主体の再エネ電力の拡大が期待されるのは、やはり地域から生まれる取り組みではないでしょうか。京のアジェンダ21フォーラムの再生可能エネルギーワーキンググループ(WG)では、電力小売自由化に向けて消費者に再エネの電気を選んでもらえないか、再エネによる電力事業者をもっと増やしていけないかという議論をこれまで進めてきました。2015年8月には、WGメンバーと関連する団体・NPOを交えた「電気を市民の手で選ぼう!京都キャンペーン」推進プロジェクトチームを発足させました。
プロジェクトチームの議論の中で、電力小売自由化によって再エネ主体のPPSが生まれるには制度的にも経済性の面からもまだまだ壁が大きいこと、安い電力を求めて石炭火力発電が増えることで温室効果ガス排出が増えてしまう可能性があること、電力自由化について知らない人がまだ多くいることなどが課題としてあげられました。
そこで、まずは市民・個人商店・小規模事業所などを対象に、「電力小売自由化が始まること」「電力小売自由化で何が変わるのか」「環境のために私たちに何ができるのか」など基本的なことを知るための学習会へ講師派遣を行い、疑問や質問にお答えしていこうということになりました。たとえば、「再エネの電気を選びたいけど、安定供給が不安…突然停電してしまうのでは?」という疑問には、「電気を融通し合うしくみやバックアップ電源のしくみがあるため、停電することはありません」とお答えすることができます。まずは知ることから始めて、私たちに何をできるかを一緒に考えていきたいと思っています。

学習会を希望される方は、場所(会場)をご用意の上で参加者を集めていただければ、講師を無料で派遣いたします。

[申込・お問い合わせ] 京のアジェンダ21フォーラム(担当:石崎)
E-mail:ishizaki@ma21f.jp TEL:075-647-3535 FAX:075-647-3536

これまで開催した学習会の報告はこちら