2016年03月25日

「電力会社が供給する電気の電源構成アンケート」結果報告

京のアジェンダ21フォーラムでは、京都のNPO等と共に、電力自由化を契機に安全・安心なエネルギーを地域の市民の手で選べる社会をめざし、「エネルギーを市民の手で選ぼう!京都キャンペーン」を昨年8月に開始しました。
ところで、環境に配慮した電力会社を選ぶには、電力会社がどこからどのような電気を調達しているかを知る必要があります。そのような情報を知るために、関西地域で電気を供給する見込みがある電力会社約100社を対象に、「電力会社が供給する電気の電源構成」についてのアンケートを行いましたので、その結果を公表します。

<アンケート結果>
各社が国に提出した小売電気事業登録申請書の内容をもとに、設備容量(kW)の割合を聞いています。
(凡例)
太陽光・石炭火力・LNG・バイオマス・水力・風力・・・自社電源もしくは相対契約(発電所を持っている取引先から電気を買うこと)で調達するものの内訳
市場調達・・・卸電力取引所から調達(電気を売りたい電力会社と電気を買いたい電力会社が、電気を取引する競りのようなもの。買った電気は通常どこの電気かわからない。)
バックアップ・・・電力会社が消費者に売るための電気を一 定量確保するために、一般電気事業者(京都では関西電力)と長期の卸売 契約を締結して賄う電気のこと
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※この比率は計画発電量(kWh)の比率です。(Looopでんきのサイト参照)
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※2015年4月から12月までの高圧事業所への供給における各発電所からの調達実績(kWh)の構成比です。

*アンケート結果の詳細はこちら(PDF)
*内容に変更、誤りがある場合は京のアジェンダ21フォーラム事務局までお知らせください。
*アンケート結果をもとにした環境に配慮した電力会社の選び方のポイントはこちら(PDF)
*再生可能エネルギーを重視する供給を目指す電力会社について、パワーシフト・キャンペーンでも紹介しています。(京のアジェンダ21フォーラムも連携しています。)

<調査概要>
期間:2016年1月20日〜2月20日(以降も受付可)
対象:経済産業省資源エネルギー庁登録小売電気事業者一覧、電力比較サイトエネチェンジの「関西電力エリアの新電力事業者(PPS)」などにより、関西電力圏内での小売開始可能性のある電力会社100社を抜粋
方法:アンケート郵送:93社(返送方法はメール・FAX・郵送、2/20の締切後は電話等で聞き取り)、1/20の郵送日以降追加された小売電気事業者の一部(7社)に電話で聞き取りを行った。
*アンケート用紙はこちら(PDF)
*アンケート回答後に変更の連絡があったところは、変更後の数字を反映しています。
主催:京のアジェンダ21フォーラム
協力:京都グリーン購入ネットワーク(予定)、NPO法人KES環境機構

<回答状況>
調査対象:100社
何らかの回答あり:28社
(内訳)
 公開:7社
 一部公開:1社
 非公開(公開できない):8社
 回答留保(現時点では公開できない):4社
 回答不可(回答できない):5社
 その他:3社
未回答:68社
宛先不明で返送:4社
(回答状況の詳細はこちら